学術パワーを使って就活をやっていく

 就活をいざやったるでとなるB3とかM1ではサークルだのバイトだのについてはこれ以上どうしようもなくなります。嘘をついたり話を大きくしたりする人もいるらしいですが、善良な皆さんはそういうことをしたくないと思います。そこで就活を有利にするために頭を使って何とかしようという戦略です。自己分析とか業界研究とか、巷で言われていることは当然やったうえでそこから先に何をやるかというやつです。学術をできる程度に文字を読めればできると思いますが、逆に言うとそうでない人には役立たないアドバイスです。ごめんなさい。 

IR情報を読む

 IRとはinvestor relationsの略で、企業が株主に向けて諸々の情報を発信すること。上場企業は財政状況なり経営戦略なりをウェブサイトに載せています。読むと企業研究が捗ります。株主総会の説明用資料はパワーポイント形式でまとめられていて読みやすいのである場合は必ず目を通しましょう。有価証券報告書とかも読めると良いですが、まあまあしんどいです。こういう本を読んでみるとちょっとは読める気がしてくるのでチャレンジしましょう。

 

人事・採用に関する本を読む

 就活をしていると就活生向けの面接対策や業界研究の本を読むことが多いと思いますが、それを一歩進めて人事向けに書かれた本を読んじゃいましょう。他分野の入門書を読むくらいのノリで読めると思います。キャリアをどういう風に積み立てていくことが現実的に(企業でやっていく中で)できるのかということや、年功序列・終身雇用とかこんなの無理じゃんということがわかります。これから訪れる人事課題に対する解決策の一つとしての新卒採用があるので、世の中の採用のやり方への理解が深まると思います。

 

人事・採用に関する論文を読む

 皆さんが各分野で論文を読み書きしているように、人事・採用に関しても論文が書かれています。日本企業については日本語で書かれているものが多く読みやすいので就活に参考にする程度なら案外さっくり読めると思います。論文内で提示される問題意識を理解したうえで逆質問とか考えると捗ると思います。

 

 自分がやってたのはIR情報の株主総会説明資料を読んだくらいなので実際どれくらい効果があるのかはわかりませんが、自分が就活中にこれらの方法を知っていたら嬉々として武器として使っていただろうものを並べてみました。自己責任で差別化に使ってみてください。